Funactional Mathematicianのブログ

数学(含む、統計学)で考えていることや、PC(特にMac)のTipsについてのメモの集合です。本blogに書かれている内容は、記事を書いた時点での僕の知識や調査によるものです。そのため、僕の不勉強による間違いや勘違いなどが書かれていることもあり得ます。記事の内容の真偽について、ご自身できちんと確かめて下さいますようよろしくお願いいたします。また、不適切な表現や間違えについては、ご指摘頂けると助かります。 (なお、記事の内容は、所属機関を代表するものではなく、僕個人の見解です。)

PDFの文字数をカウントする方法

Terminal.appやiTerm2.app上で、次のコマンドを使うことで、PDFの文字数をカウントできる。 ps2ascii *****.pdf | wc -w

[お知らせ]学術変革領域研究(B)『シナジー創薬学』のNewsletter01

昨年度が初めての公募であったJSPS科研費学術変革領域研究では,Newsletterを発行するのが通常のようです. 僕が参画している「学術変革領域研究(B)『シナジー創薬学』」でも,6月にNewsletter01を発行しました. 僕も少しだけ記事を書いています. 僕の周り…

latexファイルのwordファイルへの変換

はじめに 僕は、論文を始めとする文書の作成はほとんどLaTeXで行っています*1。 しかし、英文校正をはじめとしwordファイルとして提出しなければならないことがたまにあります。 .texを.docxに変換する方法はいくつかありますが、いろいろ思考錯誤し、現状で…

biblatexでの数学系スタイル

bibtexでは数学系のスタイルとしてamsrefsがありますが.biblatexでは似たようなスタイルは(僕が調べた限り)デフォルトではなさそうです. biblatexで数学系のスタイルを使いたい場合には,biblatex-mathを利用されてもらうのが簡単で良さそうです.*1 ダ…

[お知らせ]「学術変革領域研究(B)『シナジー創薬学』」のホームページ

コンテンツの充実はこれからですが,僕が参画している「学術変革領域研究(B)『シナジー創薬学』」のホームページが公開されました! labo.bio.kyutech.ac.jp

2020目標の振り返りと2021目標(その1)

あけましておめでとうございます.2021年の最初ですので,2020年当初の目標(以後,2020目標)の振り返りと,今年の目標を述べたいと思います. 2020目標の振り返り 2020目標1: 取り掛かっている論文に決着をつけたい 統計的精度評価手法の論文2つは2020年内…

spacemacs version28

昨日 brew upgrade を実行したことで、emacs-plusがversion 28にアップデートされました。 しかし、emacs version28より関数 made-coding system が削除されたようで、wanderlustをはじめ色々と不都合が起きています・・・。 いまのところ解決策を見つけられ…

学術変革領域研究(B)

今年度から新設された科研費「学術変革領域研究(B)」の採択結果が文部科学省のwebpageに出ていました。 採択数は20件ということで、当初の予定通りでしょうか? 応募数が気になるところですが、領域IVについては、たったの2件で狭き門でした。 令和2年度科学…

[論文]プレプリントを公開しました

以下のプレプリントを、arXivに公開しました. Precision for binary measurement methods and results under beta-binomial distributions Jun-ichi Takeshita and Tomomichi Suzuki [arXiv] この論文は,統計的測定精度評価方法に関するものです.バリデー…

iThenticate

最近はiThenticateなどの類似度判定ツールで,投稿論文の原稿を内容をチェックする前にスクリーニングにかけるjournalもあるっぽいです. ただ,iThenticateはarXivに載っているプレプリントとの類似性もチェックするので,投稿論文のプレプリントをarXivに…

spacemacsの導入

僕はいままでemacsを使ってきていましたが,少し前にspacemacsなるものがあることを知りました. そこで,このオリンピック対応(のためであったはず)の4連休を使って,spacemacsの導入と設定を勧めました. 備忘録のために,メモを残しておこうと思います…

LaTeXで欧文を書く場合はscrartcl.cls

タイトルのそのままで,LaTeXで欧文の文章を書く場合にはscrartcl.clsを用いた方が良さそうです,ということです. つまり \documentclass{article} ではなく \documentclass{scrartcl} で始めるということです. LaTeXで欧文の文章を書く場合は,多くの本や…

ボルヴィック・・・

ミネラルウォータの「ボルヴィック」が,2020年末で販売終了とのことです. 結構好んで飲んでいたので,残念です・・・. news.yahoo.co.jp

英語で数学

外出も自粛ですし,最近は自宅にいる時間が長いので英語の動画を見ることが多くなりました. 僕は最近Video Podcast,iTunes Uにある海外の大学での講義を見ています. ただし真面目に講義を聞いているというよりは,なんとなく流して見ている感じです. 僕…

わかりやすい文章を書くために

在宅勤務になったので,職場から必要な本を持ち帰る必要があり,職場の本棚をちょこちょこと整理しました. そのときに,論文の書き方を最初に学んだときに読んだ懐かしい本が出てきたので紹介したいと思います. 『どう書くかー理科系のための論文作法』杉…

冠詞の反復

英語で論文を書いたりしているときに微妙な言い回しや英文法に迷ったとき,僕は「複数の」英文法の本や英和辞典で例文を確認したりします. その中でも『表現のための実践ロイヤル英文法』は,かゆいところに手が届く記述が多く,かなり重宝しています. 最…

TeXPadでのlatexmk

有料ではありますがTeXPadはMac利用者にとってはとても便利なソフトウェアだと思います. 日本語を利用する際には,デフォルトではplatex->dvipdfmxであればコンパイルすることが可能です.一方で,uplatexなどを用いてコンパイルしたい場合には,独自のBuil…

TeXのインストールのメモ(Mac用)

MacにTeXをインストールする方法をメモしておきます. MacTexのインストール MacにTeXをインストールするのは,MacTeXが楽ちんです.必要となるものが一式入っています.インストール方法は大きく2つあります.ただし,ファイルサイズが非常に大きいので時間…

平均値を累積分布関数で表現する方法

平均値を確率密度関数を用いて表現する方法はどの教科書にも載っています(平均値の定義そのものですが)が,分布関数を用いて表現する方法はあまり載ってないとないかと思います.結構便利なので,証明とともにメモを作ってみました. MathJax = { chtml: {…

ISO規格文章の書き方Tips

ISO

在宅勤務が始まってから1週間が経過しました。 現時点での感想は、これといった不満もなく「快適!」「仕事が捗る!」です。 僕はISO/TC 69(Application of Statistical Methods, 統計的手法の適用)のSC 6(Measurement methods and results, 測定方法及び…

在宅勤務(在宅研究)

2020年度となりました。今年度もよろしくお願いいたします。 さて、コロナウィルスの影響で本日より無期限(?)で(研究実施が可能な者は)在宅勤務となりました。 僕は[紙と鉛筆+コンピュータ計算チョット]の研究なので、当然在宅勤務対象者です。とり…

TeX文章のマクロ

論文や研究メモを書くときには、もちろんLaTeXを使っています。自分で文章を書くときに読み込むマクロや設定をいつも忘れてしまうので、ここにメモとして残しておきたいと思います。 % 日付のスタイルを変更(ISO形式でコンパイル時刻まで表示されるように設…

Word for macで数式をLaTeX入力

Word for macでも数式をLaTeX形式で入力することが可能になったようです!! いままで論文やISO文章で、Wordでないと受け付けないものについて、とても苦労していたので大変助かりそうです。 でも、デフォルトでは有効になっていないので、LaTeX入力を有効に…

2020年やりたいことの追記

2020年元旦に、今年やりたいことを記しました。 しかし、1つ書いたと思って書いていなかったことがあったので、本日の記事で追加したいと思います。 (離散)Morse理論とパーシステントホモロジー群の勉強をしたい。 Morse理論は、トポロジー分野の理論で、…

2020年元日

明けましておめでとうございます! 2020年がスタートしました!今年は、東京オリンピック・パラリンピックの年ですね。 僕は、先月の20日くらいからひいている風邪がしぶといので、休暇中になおしたいところです… さて、2020年元日ということで、今年、やり…

2019年大晦日

みなさま、2019年の年末いかがお過ごしでしょうか? 僕は、なぜか12月中〆切の査読依頼が2つも来ていて、年末年始休暇に入ってから先ほどまで、それらの査読対応に追われていました。 欧米はクリスマス休暇中だと思うので、Editorはクリスマス休暇前に査読依…

【論文】共著論文がアクセプトされました

僕が共著者になっている以下の論文が、"Toxicology and Applied Pharmacology"にアクセプトされました。 Application of cytochrome P450 reactivity on the characterization of chemical compounds and its association with repeated-dose toxicity Michi…

【読了】 『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』平野 友朗(著)

10月は一度もブログを更新出来なかった。 すなわち、アウトプットが出来なかったということで、反省。。 Amazon Primeで読み放題であったことと、10月後半にインフルエンザで1週間仕事を休んでいたので、ふと目についた『仕事が速い人はどんなメールを書いて…

ChemSpyderとMathematica

フリーの化合物の構造データベースでChemSpyderなるものがあることを、ひょんなことから知りました。 構造データベースを必要としていたわけではなく、pKa(酸解離定数)など推計が難しいとされている物性情報を調べたい、というモチベーションからこの情報…

【読了】 『NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影』春日 真人(著)

ポアンカレ予想を証明したグリゴリー・ペレルマンについて、根気よく取材をし、その内容をまとめられた本です。 この本のまずスゴイと思ったことは、必ずしも数学が専門でない著者が、取材で得た数学的な内容(イメージ)をおおよそ理解され、わかりやすい言…