Funactional Mathematicianのブログ

数学(含む、統計学)で考えていることや、PC(特にMac)のTipsについてのメモの集合です。本blogに書かれている内容は、記事を書いた時点での僕の知識や調査によるものです。そのため、僕の不勉強による間違いや勘違いなどが書かれていることもあり得ます。記事の内容の真偽について、ご自身できちんと確かめて下さいますようよろしくお願いいたします。また、不適切な表現や間違えについては、ご指摘頂けると助かります。 (なお、記事の内容は、所属機関を代表するものではなく、僕個人の見解です。)

2019年大晦日

みなさま、2019年の年末いかがお過ごしでしょうか?

僕は、なぜか12月中〆切の査読依頼が2つも来ていて、年末年始休暇に入ってから先ほどまで、それらの査読対応に追われていました。 欧米はクリスマス休暇中だと思うので、Editorはクリスマス休暇前に査読依頼を出しておいて、クリスマス休暇明けに対応する、ということでしょうか?

2つ論文誌とも自分の論文は出版したことがないけど、その分野では比較的著名なものでした。 査読した原稿は、2つとも研究内容は僕のそれにかなり近く、かつ、かなり数学的なものでしたので、何らかのルートで僕にたどり着き、査読依頼が来たのかもしれません。 個人的にも勉強になったので、(珍しく?)有益な査読でした。

さて、2019年の研究を振り返りますと、関わっている最も大きなプロジェクトは、年末年始休暇直前に中華評価委員会がありました。 5年プロジェクトの3年目で、2年目までの成果が評価されるという委員会です。 評価委員の先生方から、どのようなコメント・質問が来るのか、そしてどのような評価をされるのかについては、2020年の早い時期でわかるかと思います。

一方で、新しいプロジェクト立案もいくつかしました。 どの提案もいままで共同研究をしていなかった先生方とのものですので、無事採択され予算がつくことになれば、2019年までとは少し異なるコンセプトに基づいた研究が新しく開始でき、楽しみです。

2019年も色々ありましたが、振り返ってたときに最も大きな出来事と言えるのは、2月からの出向(本部事業組織への異動)ですね。 担当している業務はいろいろあり、あまり公開できるものでもありませんので、個別具体的には記しませんが、研究実施とは全く異なる仕事を11ヶ月やってきました。 エフォート的にはこちらの業務が99%で、残り1%でちょこちょこ研究プロジェクト対応という感じでした。 でも、おそらく2020年中には、研究実施部隊へ戻れると思います。

そんな2019年でしたので、研究については2020年への積み残しがかなりあるので、書き記しておきたいと思います。

  • 2019年中に一度投稿したが、数学的に難しくてフォロー出来ないという理由で一発リジェクトとなった原稿の書き直しと投稿
  • 投稿一歩手前の原稿に仕上がっているが、最終版に至っていない原稿の脱稿と投稿
  • ISO/TC 69/WG 1で審議しているTR(テクニカルレポート)のWD(ワーキングドラフト)の執筆

上記の3つあたりが、研究アウトプットとしての積み残しです。 2019年度内、すなわち2020年3月中には、いずれも次のステップに進めたいと思っています。

それでは、良いお年をおむかえください。