Funactional Mathematicianのブログ

数学(含む、統計学)で考えていることや、PC(特にMac)のTipsについてのメモの集合です。本blogに書かれている内容は、記事を書いた時点での僕の知識や調査によるものです。そのため、僕の不勉強による間違いや勘違いなどが書かれていることもあり得ます。記事の内容の真偽について、ご自身できちんと確かめて下さいますようよろしくお願いいたします。また、不適切な表現や間違えについては、ご指摘頂けると助かります。 (なお、記事の内容は、所属機関を代表するものではなく、僕個人の見解です。)

平均値を累積分布関数で表現する方法

平均値を確率密度関数を用いて表現する方法はどの教科書にも載っています(平均値の定義そのものですが)が,分布関数を用いて表現する方法はあまり載ってないとないかと思います.結構便利なので,証明とともにメモを作ってみました.

\(x>0\) 上で定義された確率変数 \(X\) の累積分布関数を \(F(x) \ (x>0)\) とし,確率密度関数 \(f(x) \ (x>0)\) と平均値 \(\mu\) が存在するとする.このとき,次が成立する. \[ \mu = \int_0^{\infty} \left(1 - F(x)\right) \, dx \label{eq:mean_prob} \]

drive.google.com